化粧品知識【ゼロ】の僕がスキンケアと出会って人生が変わるかもしれない話~その6~
「化粧品企画のおシゴト」のスタートラインに立つために、【化粧水】を使い始めた僕・カワバタがOJTで体験することになった「市場調査」は
百貨店の化粧品売り場を回る
というフィールドワークだった。
しかし、
化粧品売場 = 女性のもの
という想像に反して、ジェンダーレス化が進んだ化粧品売り場を見て驚きを隠せず、情報量が多すぎて、お腹いっぱいになりつつあるのだった、、、
これまでの記事↓↓
キド「では、次のところに行きますね。」
カワバタ「わ、わかりました。」
■これまで回った売り場(詳しくは前回記事参照)
●ロフトの化粧品売り場
感想:売り場の雰囲気や作り自体が思っていたような「女性女性」したものでなく、入りやすかった。
●あべのハルカス(デパート)の化粧品売場
感想:一見、想像していた通りの男性が入りにくいゾーン。
しかし、そこで買い物をしているのは女性だけでなく男性もいた。
といった流れだが、次はどこに行くんだろう??
キド「このお店を見てみましょう。」
。。。
ドラッグストア!!
今日これまで回ったお店の中で、唯一普段から足を運ぶ場所だが、よく考えてみたら自分自身には関係のないと思っているので、目を向けることがなかったが、確かにドラッグストアにも「化粧品コーナー」がある。
キド「ドラッグストアも化粧品の主要な売り場の一つですので、市場調査をしたいと思います。」
なるほど。
考えてみれば、繁華街に行かなくてもドラッグストアは地域に複数店舗があり、利便性が高い。
「使っている化粧品がなくなったから買いに行こう。」と思ったときに、まずは行く場所というわけだ。
僕自身もキドさんに化粧水を使うように言われた時、近所のドラッグストアに買いに行った。
ここまで張ったり引いたりの緊張感と情報量の多さで、気持ち的に少しいっぱいいっぱいになっていたが、普段から立ち寄る場所に来たことで一息ついた気持ちになる。
落ち着いた気持ちで店内の化粧品コーナーを回っていると、色々と気になることや、目を引くものが出てきた。
これまで触れることのなかった「化粧品」という世界の、初めてのことだらけで全てが新鮮に思える、いわゆる、
新しいことを始めて、知らないことを知ることの楽しさをおぼえる
というフェーズに来たという感じだ。
気持ちも落ち着き、少し楽しくなってきたところで、キドさんからこう言われた。
キド「カワバタさん、この日焼け止めはベースメイクの機能も入っているモノです。買っていただき、ご自身で使った後の感想を教えてもらえますか?」
カワバタ「わかりました。」
と、特に何か質問をすることもなく依頼を引き受け購入した。
が、内心は
「???????????????????????」
秋(10月)に日焼け止め?
ベースメイク?スキンケアでなく??
使ってみてほしいと言われても、どういう時に使えば???
そもそも日焼け止めは化粧品という商品分類に入るのか????
おそらくこんな疑問が頭の中を駆け巡っていたと思われるが、既にそれまでの情報量の多さであまり頭が回っておらず、
「とりあえず、使ってみたらいいんですよね?」
的な思考停止とも言える軽いノリで「わかりました。」という一言で済ませてしまった。
キド「一通り回りたいところは回ったので、カフェかどこかで打ち合わせをしましょう。」
ということで、近場のカフェに行くことに。
キド「今日買った化粧品と、私が持っている化粧品の中から今回の商品企画の参考にしたいモノをいくつかピックアップして持ってきました。【香り】があるモノもあるので、テラス席でそれらの【使用感】を一緒に確認したいと思います。」
と言って、カバンから10個ほどの化粧品を取り出して一つ一つを「手の甲」につけながら、これは使ったときはこういう感触で、使い続けるとこういう効果を感じることができる、これはこういう香りがついているもので、使ったときにこういう気持ちにさせてくれるものだ、という説明をしてくれた。
化粧品の使用感の確認
「市場調査」をするということは、世の中にどういったニーズがあって、それに対してどういった商品があるのかということを調べることだが、調査の対象が「化粧品」である以上、
どういった商品なのか = どういう使用感と効果実感が得られるのか
を確認しないといけない。
それが、
化粧品の市場調査の肝
である。。。
そういうこと??
「化粧品企画のおシゴト」
この一端をようやく掴めた気がした。
自分がこれから何を作ろうとしているのか
世に何を提供しようとしているのか
そういった実感が少しずつ湧いてくるのであった。
キド「今日はあともう一つ、カワバタさんに【正しいお肌のお手入れ法】について説明したいと思います。今から実演するのでよく見ておいて下さいね。」
正直、今日はもうこれ以上の情報を与えられても消化できる状態ではなかったのだが、自分自身のそういった状態にキドさんが気づくわけでもなく。
カワバタ「わかりました!」
この先どんな仕事や困難が待っているのかも知らず、先輩の言うことは理解できていようがいまいがとりあえず「はい。」とだけ答えていた。
そんな、誰にでもある「新卒時代」。
まさかその体験を人生で二度味わうことになるとは、思ってもみませんでした。
しかし、
やはり前に進むしかないのが世の掟なのです。
つづく
株式会社Mont make カワバタ
P.S.最後までお読み頂きありがとうございました!カワバタの初めての化粧品売場体験記いかがだったでしょうか?
この記事を読んでくださっている皆さんも同じようなご経験があったりしますか?もしお時間許すようであれば、下記アンケートにお答え頂きたいです!
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございます。次回の記事でアンケート結果を発表致します。お楽しみに!
株式会社Mont make フジウチ