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化粧品知識【ゼロ】の僕がスキンケアと出会って人生が変わるかもしれない話~最終話~

みなさん、こんにちは。
株式会社Mont makeのカワバタです。

タイトルにもある通り
僕が化粧品メーカーで経験したこと、
そしてスキンケアとの出会いを綴るこのシリーズ記事は、
今回で最終回となります。

これまでの記事↓

というのもこの度、
僕カワバタは

Mont makeの自社化粧品事業から離脱することになりました。

「退職」ではないのか?
という疑問が生まれるかと思いますが、自社化粧品事業発足前の、

Mont makeのグループ会社である「化粧品受託製造会社」の
広報 兼 情報システム部門 兼 クリエイティブ部門
に副業として関わるフリーランスWebエンジニア

に戻る。
という形になります。
なので、完全に会社からいなくなるわけではないので、

「退職」

という言葉ではなく、

「事業からの離脱」

という表現が適当というわけです。

ここでもう一つ大きな疑問

なぜ、離脱するの?

ということを思ってくださる方もいらっしゃるかもしれまん。

離脱の理由…
結論だけ申し上げると、

当初から思い描いていた
Webエンジニアとしてのキャリアパスに戻る
ことを決意した。

ためです。

これだけ聞くと自分勝手な理由にしかならないのですが、
実際、無責任な行動なのですが、
この決断に至るまでに様々な苦悩や葛藤があったことをご理解頂けると幸いです。

どういった経緯で、この決断に至ったかのか、
この「自社化粧品の企画」という事業を通して何を感じ・学んだのかを、
この記事では綴りたいと思います。

少し長い記事になりますが、良ければ最後までお付き合いください。

1.事業に関わる前の状況

このシリーズの「その1」でも触れましたが、
僕は「フリーランスのWebエンジニア」として活動するかたわら、
Mont makeのグループ会社である「化粧品受託製造会社」に、
「IT分野のおシゴトを、Webエンジニアの副業としてお手伝いをする。」
という形で関わっていました。

新卒で就職した企業を退職してから、この、化粧品受託製造会社に出会うまで、いくつかの、

異なる業種

をそれぞれ転々としていました。
その中で

「自分に合った働き方、生き方」

を模索した結果

「個人」でかつ「在宅」で働く

ことが最も適した働き方だという結論に至り、
その目標を達成したのです。

しかし、

「一人で誰にも縛られず、のんびりと気ままに働くことができる。」

という「在宅フリーランス」のプラス面は、想定した通り満たされたものの、

想像していた以上の「孤独感」

を感じる…
というマイナス面が予想以上に大きく、

その日1日、誰とも「会話をしない」
これが思ったよりも「ストレス」になる。

というネガティブな発見がありました。
これは僕が、「一人暮らし」をしていることも大きいのではないか?と思います。

化粧品受託製造会社の製造部門のアルバイトから始まり、
ある程度、本業が起動に乗ってからも、「IT担当」としての関わりを持ち続けているのは、
こういった経緯で

「人との繋がりを、日常の中に作り続けたい。」

という考えによるところもありました。

2.「化粧品の商品企画」というシゴトを通して感じたこと

上記の状態から、その状況が一転する出来事…
それが、

「化粧品の商品企画」

というシゴトへの参画でした。

というのも、僕はもともとは

「企画・要件定義・設計されたものをプログラミングする」

いわゆる

下流工程のエンジニア

として活動しており、

「0」→「1」を生み出す「企画」及び「設計・デザイン」

という工程には、全くの知見もスキルもなく、
苦手意識もあり、この領域に足を踏み入れることを避けてきました。

それなのに、この、

「化粧品の商品企画」

というまさに、

「苦手分野ど真ん中」の「最上流」

のシゴトに関わることになったのです。

そして、基本的には僕は補助・アシスタントとして動いていたので、
メインで「化粧品」「企画」というシゴトを進めるキドさんと
行動することで、

「0」→「1」を生み出す最前線

に立つことになり、

  • 答えが用意されていないのに、その答えを探しだす【粘り強さ】

  • 組織と人を動かす綿密な【計画性と対人コミュニケーション能力】(※化粧品は、当然、一人でつくり出すことはできない。)

  • あくまでも「顧客」のために「本当に良いモノ」を作るという【情熱】

これらの「能力」というより「人間力」といえるものを
目の当たりにしたのです。

箇条書きにするとサラッとしたものになりますが、あえて一言で表現するなら、僕が今まで経験した、どのシゴト、どの職場でも見たことがない、

「気持ちの強さ」

を感じ、

「そうか、【0から1】を生み出すヒトというのは、こういう人間なのか」

と思い知らされた。
これが、率直な感想です。

3.スキンケアとの出会い

「化粧品」という、僕のこれまでの人生の中で、全く関わることのなかった「モノ」を「シゴト」にすることで出会った「スキンケア」

僕にとって「スキンケア」という言葉の概念そのものでさえ、頭の中になかったにもかかわらず、キドさんに出された宿題である、【化粧水】の使用を開始しました。

初めて使用したときに感じた事は、ただ「冷たい」だけだったですし、
化粧水を塗布しても、何がどう変わったのか「よくわからない」という感覚だけが残りました。

しかし、キドさんに教わった正しい使用方法と用途に応じた商品を選びを継続する中で、それが

「ただのノルマ」

から

「楽しみの時間」

へと変化し、さらに
一人で暮らしているからこそ、実感しづらくなっていた、

「自分と向き合う時間」

へと昇華していったのです!

4.決断に至った思い

僕は、「スキンケア」との出会いにより、

「自分と向き合う」

時間を作ることができるようになったわけですが、
それは具体的にどういうことかと言うと、

「自分は今日、何を感じたのか?」
「自分は今、どういう状態なのか?」
「自分は明日、何をしたいのか?」

このように、「内省し・自分に問いかける」、といった行動をスキンケアのお手入れ時間の中で、
「自然」「日常のなか」「無意識」のうちに
とることができるようになっていった、ということです。

そして、
その中には、心の奥底から一番強く響いてくる
「自分の内なる声」
があったのです。
それは、

「自分が本当にしたいことは何なのか?」

というものでした。
考えてみれば、フリーランスWebエンジニアになったのは

「個人」でしかも「家」で仕事ができる

という、いうなれば「職場環境」を軸においた理由からでした。

「化粧品の商品企画」

のシゴトについては、漠然と

現段階で、自分に足りていない経験・スキルを培う「チャンス」かもしれない

といった思いから引き受けました。
しかし、

「最終に向かっていくゴールとは、何なのか?」
「自分のなりたい姿はどんな姿なのか?」

これについて、スキンケアのお手入れを習慣にする中で、
「意識的」「無意識的」に繰り返し、考えるようになりました。

「エンジニア業」に取り組んでいるときの自分の感情・状態

「化粧品の商品企画」に取り組んでいるときの自分の感情・状態

これまで、「忙しい」という理由で無意識のうちに自分で掻き消してしまっていた、

「自分の心の声」

これに耳を傾け、よく聞いて、感じて、そして考えることをはじめました。

その結果、ある一つの「自分の答えらしきもの」に辿り着きました。
それがどういう内容のものだったかのかは、ここでは割愛させて頂きますが、
その内容の先にある結論、それは、

やはり自分は、商品企画を含むパラレルワーカーより、
WEBエンジニアの道を極めたい

だったのです。

以上がMont makeの「自社化粧品の企画」から離脱を決断するに至った経緯と、事業を通して感じたこと・学んだことです。

化粧品知識【ゼロ】の僕がスキンケアと出会って
人生が変わるかもしれない話

というタイトルですが、
これは実際、何かを想定していたわけではなく

「初めてのコトに関わるんだから、きっと何か変わるに違いない。」

という単純な発想からつけたものでした。

そして、結果としてそのキッカケを生んでくれた事業から離脱することにはなりましたが、事業を通して出会った「スキンケア」

「自分は本当は何がしたいのか?」

ということを、自分に深く問いかけ、考える「キッカケ」を作ってくれたのです。
そして、そのスキンケアを通じて得られた「キッカケ」は、僕にとって、

今後の人生に、良い意味で「大きな影響」があった

と言えると思っています。

ただ、この「スキンケアとの出会い」は、キドさんをはじめとする、
これまでこの事業を通して関わってくださった方々が真摯に
「僕という人間」と向き合ってくれなければ成せなかったものですし、
「自社化粧品の企画」を通して、フリーランスWebエンジニアでは本来できるはずのない経験をさせていただいたことは、今後の人生において、確実に糧になるものです。
ですので、この事業に関われたこと自体が、僕の人生を変えるものであったと思っています。

最後に、これまでこのnoteのシリーズ記事を読んでくださった皆さん、
コメント・フォローに応えてくださったnoteクリエイターさん、
並びにMont makeの「自社商品企画」において関わった全ての方に
深くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

今後もMont makeによる「自社化粧品の開発」は進んでいきます。
その過程をこのMont makeのnoteでお楽しみ頂ければ幸いです。

Mont makeと読者の皆さんのさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。

カワバタ





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